シャレード

シャレードを数十年ぶりに見た。サスペンス・コメディで、少々古い映画だけどなかなか面白い。スタンリー・ドーネン監督の色使いはいつも華やかで美しく、鮮やかな画面を見ているだけでも楽しい。オードリー・ヘプバーンが着る数々のジバ...

人生の終末には

「ジョニーは戦場へ行った」という映画を見たことがある。主人公のジョー(なぜかジョニーではない)は戦闘で手足を失い、目も見えなくなり耳も聞こえないし、話すこともできない。映画はすべてジョーの思い出や内的独白によって綴られて...

ファーザー

認知症の年老いた父親を描いた作品である。猜疑心のかたまりになり、周りの人間を皆疑う。自分のものを取られた、失くなっていると言い出す。自分の居るところもわからなくなっていて、娘夫婦の家にいるのに自分の家だと言い張る。そもそ...

白昼の通り魔

1960年頃から松竹ヌーベルバーグと呼ばれた大島渚、篠田正浩、吉田喜重の3人の監督の作品がdTVにたくさんラインナップされたので、いくつかまとめて見た。その中で一番良かったのがこの「白昼の通り魔」である。