アイアンマン2

最近のSFアクション映画は、やっと敵を倒したと思ったらまた起きあがってきて、というパターンが多いのだが、この作品ではその辺がしごくあっさりしている。
今回の敵役であるウィップラッシュ(ミッキー・ローク)はいかにも何かやらかしそうな雰囲気バリバリなのだけど、それが案外思ったほどでもないのだ。
この作品の見所はスターク(ロバート・ダウニー・Jr)の秘書、実は政府機関の情報部員であるブラック・ウィドー(スカーレット・ヨハンソン)が、ウィップラッシュのアジトに乗り込んで、並みいる敵を色々な技を繰り出して鮮やかに倒していく場面なのである。スカーレット・ヨハンソンのアクション・シーンなんて多分これが初めてじゃないかと思うが、なかなか決まっていてカッコいい。ちょっとロンパリがかった眼差しの、焦点の定まらないような何を考えているかわからないような表情が、情報部員という役柄に割とはまっている。
オールスター・キャストでお金もずいぶんかかっていそうだが、内容は特にない。スカーレットのシーンだけ見ればそれでいいだろう。
主演は他にグウィネス・パルトロー、ドン・チードル、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソン。
ジョン・ファブロー監督、2010年製作。

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春はすぐそこ

白い梅の枝になぜか一輪だけ咲いた赤い梅の花。かと思うと、早咲きの桜がもう開き始めている。どちらも友人が写してきたもの。
春は近い。

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震災後11日目にして、テレビの画面から災害情報の枠がとれた。

違和感がある

地震災害に関する発表のときに、官房長官が作業着を着ている。地方局のアナウンサーはスタジオでヘルメットをかぶっている。見るたびにこれに違和感があって、こんなの全然意味が無いと思うのだが。
別に現場に行くわけでもないのだから、こういう物の着用はしなくてもいいように思う。特にアナウンサーのヘルメット(まわりのスタッフは誰もかぶっていない)はふざけているような気さえする。
こういった事態に意味のない演出はしないくてもいいのでは?
避難場所でのインタビューにしても、被災者は誰もヘルメットなどしていない。リポーターだけが大仰にヘルメットを被っているだけだ。
今回の震災で思いもかけず役に立ったポータブル・ラジオ。パソコンでラジオが聞けるようになってからお蔵入り状態だったが、ここにきて大活躍。停電のときはこれでしか情報が入手できなかったのだ。

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震災から一週間後の店や商品の状況

今日はポカポカして天気が良いので、午後に散歩へ。
あちこち店に寄ってみると、どこも薄暗い。節電しているので、蛍光灯があまり点いてないのだ。
商品棚はだいぶ復活してきたものも。パンはほとんど通常に近い店もある。しかしカップ麺はまだ10%程度。ペットボトルも半分くらい。数量制限している店が多い。
明日明後日は天気が良くないようだから、映画を借りておこうとレンタルのゲオに寄る。棚を見ると貸出中となっているものが多い。3連休とはいえ、レジャーに出かける雰囲気でもないし天気も悪いからだろう。
人気ベスト10の棚を見ると「2012」が空になっていて張り紙がしてある。借りる人は直接レジの店員に言ってくれとのこと。なんじゃろなと深く考えずに新作の棚に行くと、今度は「TUNAMI」が同じように空っぽで張り紙状態。ここでやっと気が付いた。震災に配慮してということのようだ。そういえば「2012」も大津波がやってくる映画だった。
しかしそこまでする必要あるのかね?どうも過剰反応のような気がするけど。

コマーシャルがACジャパンばかりなのは

ACジャパン(旧公共広告機構)のコマーシャルがやけに多い。というか、ほとんどこればかりである。報道特番が多くてスポンサーがついてないからだろうか?あるいは内容から見ると、今回の震災につき心配りを促したいということだろうか。
と思ってACジャパンのサイトを見てみると、現在多くの企業がCMを自粛しているためACジャパンの公共広告が使われているということらしい。意図的に増やしているわけではないのだった。
報道特番で視聴率は上がっているかもしれないが、CMを流さないということはテレビ局にスポンサー料が入らないということであり、今回の震災はテレビ局にとっても大打撃となっているようだ。
気に入っていたパウル・クレーのフレームは倒れたコーヒーが染みこんでしまい、残念ながら廃棄。

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分別を持とうじゃないか

テレビのニュースを見ると、被災地の避難場所では未だに救援物資が届かず、食事がおにぎり1個などという所も多い。水、トイレットペーパー、薬、ガソリンなど生活用品も足りない。
被災地がこのような事態であるのに、遠く離れた特に被害もない場所で被災地が必要としている物資を買い漁るとは何事だろう。
世界からは被災者の冷静な対応に賞賛の声が寄せられているが、スーパーやガソリンスタンドに押し寄せる人々の行動は、これらの賞賛とはかけ離れたものだ。
石原都知事がよく我欲という言葉を使うが、これらの人々はまさに我欲の固まりと化していると言える。被災地以外では日用品が逼迫しているわけではない。急に買い占めるから足りなくなるのだ。
自分のことばかり考えずに、少しは分別のある行動をとるべきだろう。

週明けの株式市場は暴落!

やはりというか当然というか、週明けの株式市場は暴落。634円安の9620円で終わった。リーマンショックの時のような急落ぶりで、もう何も言う気がしない...。
とりあえずトピックとしては、東電を始め原発関連の日立、東芝がストップ安。復興需要期待で熊谷組、五洋建設などがストップ高。業種別では建設業だけが上昇し、その他の業種は下落。
なんともあからさまな売買状況である。

小山市城南地区、地震翌日の状況

昨日お昼ごはんを食べてから、近所の状況はどうなっているか見に行ってきた。
大谷石の塀が一部崩れたらしく、ガレキが脇に寄せてある。

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スタバは休業。

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いつも行くスギ薬局も休業。

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ブックオフは復旧した所から一部営業。しかし店内の大半は本が散乱した状況である。一部だけでもよく営業しているなと感心する。

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TUTAYAも休み。おそらく店内はブックオフと似たような状態だろう。

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マルエツは混雑。パン、ラーメン、惣菜などの棚はからっぽで、レジも長蛇の列。

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こんなときでもカラオケはなかなかの入り。

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いつもと変わらぬ静かな公園。

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生涯初の大地震を体験!

昨日の地震はすごかった。
ちょうど地震の時に母が3階の知り合いの部屋に行っていて、わざわざ上に救出に行く羽目に。震度6前後のとにかくすごい揺れだった。
目の前に公園があるのでみんなそこに避難してきて、余震が続いているので1~2時間はそこにいた。裸足で逃げてきた娘もいたので靴を貸してあげたり。うちは1階でチョロっとなら戻れるので。
しばらくしてコンビニに食料を調達に行くと、弁当やパンなどはすでに無く、レジ前は長蛇の列。灯りのつかない薄暗い店内は難民の群れのようだった。
部屋に戻るとタンスなどは大丈夫だったが、CDラックが落ちていてCD、DVDが散乱していた。また余震で落ちるかもしれないし、破損したのでこのラックは廃棄の予定。
深夜1時半まで停電して、ファンヒーターが使えないのでとても寒かった。ガスは使えたのでなんとか夕飯を済ませ、ろうそくをつけてラジオを聞くのみ。余震が延々と続いていて眠れないが、ずっとフトンにくるまっていた。

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落ち葉のメロディ(Hasta Manana)/アバ

Hasta Manana(アスタ・マニャーニャ)とはスペイン語の「さようなら」という挨拶の1つであるが、意味合いとしては「もう一度会いたい」ということ。そう思う人に対して、別れ際に言うわけである。
この原題名の通り、メロウでどこか心細げなメロディなのだ。切々と歌いあげるものだから、つい聴き入ってしまう。
アバの中では一番好きな曲なのだが、アルバム「Waterloo」にしか収録されていない。なぜかベストには入っていないのだ。ヒット曲がたくさんあるのでしょうがないけど、このしっとりとした曲がベスト・アルバム入りしないのはちょっと残念である。もしバラード集を作るとしたら、真っ先に入れたい曲なのであるから。
もしかすると、こういう叙情的な曲は日本で受けても、欧米ではあまり受けないのかもしれない。

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