ゴボウをむく手袋

もう半年も前に母にゴボウをむく手袋を買ってあげたのだが、今だに感謝される。ゴムの手袋の表面がボコボコしていて、ゴボウやジャガイモなどをこするだけで皮がむけるというものである。今まで何十年も包丁でむいていたものが、手袋をしてこするだけであっさりむけるというのが楽だし楽しいらしい。
100円ショップで買った安物にこんなに感謝されてなんだか申し訳ないが、これだけ役に立って喜ばれるのだから、コストパフォーマンスの非常に高い買い物であった。

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下げ止まらない株価

ズルズルと下げ続ける株価。世界連鎖株安。いつまで下げ続けるのか。いつになったら下げ止まるのか。
先週末の欧州各国の市場は少し反発したが、ダウは少し下げた。今週の日本市場もあまり期待できなさそう。
この状況は欧州の債権問題に一定の目処がつくまで続くのだろう。EC主要国、欧州中央銀行による早急の対応が望まれるのだが・・・・。
当面、不安な日々は続く。

ロシュフォールの恋人たち

私の大好きな姉妹、フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカル。この映画では劇中でも姉妹の役だ。監督は「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミ。全編通してパステル調の画面が美しい。丹念にストーリーをたどるというより、うっとりと画面を眺めていたいような作品である。

しかし、大変残念なことに、この映画では私の好きなドルレアックとドヌーヴがあまりきれいでない。「リオの男」「柔らかい肌」ではあんなにチャーミングだったドルレアックが、「昼顔」では気が遠くなるくらいに美しかったドヌーヴが、なぜかこの映画では冴えないのだ。

布陣は豪華である。ドルレアックとドヌーヴの他にもジョージ・チャキリス、ダニエル・ダリュー、ジャック・ペラン、ミシェル・ピコリ、ジーン・ケリーなど。歌と踊りで彩る恋の物語。

ジャック・ドゥミ監督の映画はどれも色彩感が豊かで美しい。映像を見ているだけで満足で、話のスジなんかどうでも良くなってしまうようなところがある。話はあらかたわかれば良くて、字幕も所々読まなくても平気なのだ。眺めているだけで楽しい映画。陽気で楽しいミュージカルの王道。ミシェル・ルグランの音楽もとてもいい。

ミシェル・ピコリが柔らかい人物を演じるところ、歌うところをこの映画で初めて見た。ちょっとビックリ。
1966年製作。

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親は愚かでも子は育つ

社会的経験を積んで、子育てもして、さぞ成熟した大人になっているであろうと思うと、実はそうでもない人が多い。賢い人は最初から賢いし、愚かな人はいつまでたっても愚かである。そのような愚かな親でも子供はしっかり育っている。「親は無くとも子は育つ」ということわざがあるが、「親は愚かでも子は育つ」ことを実感する。
子供にとって親は文句なしの権力者であり偉い。親の言うことは正しくて当たり前。しかし自分が年をとってくると、だんだん親の愚かさが目についてくる。親とて全てにおいて正しいわけではないし、それどころかアホかと思うようなことばかりである。しかしそれを指摘してはいけない。子供にそういう指摘を受けると怒るからだ。親はいつまでたっても子供に対して支配的立場にいると思っているのである。
現代のようにテクノロジーの進展が早いと、年寄りはついて行けない。子供はよく知っていても、親は全然わからないということが出てくる。昔に比べ、親が文句なしの権力者でいられる期間は短くなってしまったようだ。

バッハ: 無伴奏チェロ組曲 第1番 よりプレリュード/清水靖晃

バッハの無伴奏チェロ組曲といえば、当然チェロで演奏するのが普通であるし、名演もたくさんある。しかし清水靖晃の演奏はサキソフォンなのである。
チェロ組曲をサックスで演奏するなんて違和感があるんじゃないかと思われるかもしれないが、そんなことは全く無い。それどころかチェロ以上にこの曲にマッチしている。特にチェロの低弦部分に当たるパートは、テナー・サックスの低音の響きが心地よい。キワモノなどでは全くなく、無伴奏チェロ組曲の名演の一つと言ってもいいだろう。
無伴奏チェロ組曲が好きな人も、この曲を知らない人にも是非聴いて欲しい演奏である。

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キリ(kiri) ハーブ&ガーリック

キリ(kiri)のクリームチーズが好きで、酒のつまみによく買う。買うのはいつもドン・キホーテ。近所のスーパーでは6個入りが298円だけど、ドン・キホーテでは10個入りが同じ値段なのだ。ときには2個増量の12個入りが298円で売っていることも。
先日買いに行くと、見慣れないパッケージのkiriがあった。ハーブ&ガーリック入りでおいしそう。6個+2個増量で198円とお安いので、試しに1つ買ってきた。
早速食べてみると5種類のハーブ(バジル・パセリ・ローズマリー・チャイブ・タイム)よりガーリックの風味が強いが、プレーンと違うおいしさがある。ていうか、こっちの方がおいしいかも。
今後はこっちを買う頻度が高くなりそう。

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バーン・アフター・リーディング

ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジョン・マルコビッチ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、となかなかの豪華俳優陣、監督はコーエン兄弟なのだから、見る前から期待は高まる。
確かに前半はなかなか面白いと言えるかもしれない。しかしだんだん話は尻すぼみとなっていって、最後は唐突に終わってしまう。CIAの機密情報と夫婦の浮気、整形費用を欲しがる出会い系の常連のハイミスなど色々な人物が絡み合ったドタバタ・コメディーである。
フランシス・マクドーマンドがジョエル・コーエンの奥さんだとは知らなかった。
2008年製作。

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無線マウスは意外と普及していない

無線マウスと有線マウスのどちらを使っているかアンケートをとったところ、有線マウスのみを使っている人がが圧倒的に多く65.3%、有線と無線のマウス両方を使っている人がが20.8%、無線マウスのみを使っている人は12.8%という結果だったそうだ。無線マウスを使っている人はまだとても少ない。
私はもう数年前から無線マウスを使っていて、もうとても有線マウスを使う気にはなれない。ジャマな線があるのと無いのとでは、使い勝手に大きな差があるのだ。
無線マウスは価格が高い、電池を入れるので重い、電池交換が必要などの欠点はある。しかしそれを補って余りあるほど使い易いことは確かなのである。
パソコンに無線環境が整っていなくても、USB端子に差すだけで簡単に無線が使えるアンテナが無線マウスには付属しているから、あとは買ってくるだけでいい。毎日使うものだし、少々の投資をしても使い易いものした方がいいと思うのだけど。
ちなみにアップルのパソコンは、数年前から標準で無線マウスとなっている。

惜しくも4位、ワールドカップ・バレーボール女子

メダルに希望をつなぐドイツ戦ではフルセットの大熱戦で勝利。そして4位以下が確定してしまった後のアメリカ戦でも、実力伯仲のシーソーゲームを制した。
世界ランク現在2位、この大会が終わると1位になるであろうアメリカにストレート勝ちである。
これでなんでセルビアに負けた。なんで中国にまけたのか。どちらかに勝っていれば日本は3位となり、五輪出場権を獲得できたのだ。
それにしても日本チームは大会中、だんだん強くなっていった感じだ。とにかく拾うし、粘る。ベスト・ディガーである佐野の貢献が大きいのだ。
そして江畑や新人の飛躍。江畑は押しも押されもせぬ主砲となったし、今大会から全日本チームに入った岩坂、新鍋が予想外の活躍を見せた。
日本は世界ランク4位で、3敗した相手のセルビアは5位、中国は6位、イタリアは7位である。ランク1位のブラジル、2位のアメリカにはストレート勝ちしているのになんでかと思う。なんとも歯がゆい所だが、他のチームも似たようなことをしたりしているから仕方ないのかもしれない。上位ランクのチームは実力にほとんど差がないのだろう。
今大会の粘り強さを見ると、最終予選で五輪出場権を獲得するのは間違いない。来年のロンドン・オリンピックが楽しみである。

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ロケット・マン/ケイト・ブッシュ

エルトン・ジョンのヒット曲なのだが、本家よりケイト・ブッシュのカヴァーの方がいい感じ。ケイトの声が妙にこの曲に合うのだ。イングリッシュなアレンジもとても良い。
ケイトの声はなぜこのような声なのか。最初は変な声だと思ったけど、聴き込むうちにこの不思議かつ魅力的な声に引きこまれてしまう。ファースト・アルバムの「嵐が丘」という曲が、明石家さんま司会「恋のから騒ぎ」のオープニング曲で使われているから、それを聴いてもらえば変わった声だということはすぐわかると思う。
「ロケット・マン」はオリジナル・アルバムには入っていない。「TWO ROOMS」という、色々なアーティストがエルトン・ジョンをカヴァーしているアルバムに入っているので、聞こうと思ったらこれを買うしかない。豪華メンバーだしなかなか面白いアルバムなので、買って損はないだろう。

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