バッハ: 無伴奏チェロ組曲 第1番 よりプレリュード/清水靖晃

バッハの無伴奏チェロ組曲といえば、当然チェロで演奏するのが普通であるし、名演もたくさんある。しかし清水靖晃の演奏はサキソフォンなのである。
チェロ組曲をサックスで演奏するなんて違和感があるんじゃないかと思われるかもしれないが、そんなことは全く無い。それどころかチェロ以上にこの曲にマッチしている。特にチェロの低弦部分に当たるパートは、テナー・サックスの低音の響きが心地よい。キワモノなどでは全くなく、無伴奏チェロ組曲の名演の一つと言ってもいいだろう。
無伴奏チェロ組曲が好きな人も、この曲を知らない人にも是非聴いて欲しい演奏である。

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