香華(こうげ)

俳優陣の演技力が光る、見ごたえのある作品である。たまにはこういう中身の詰まった映画をじっくり見たいものだ。技術を駆使していくら迫力のある映像を作っても、中身がなけりゃどうしようもない。「香華」は古いし白黒だけど、別に何の...

ひまわり

38年ぶりに「ひまわり」を見たが、何度見ても切なく哀しい映画である。戦争さえなかったら幸せに暮らしていたはずなのに。涙なくしては見られない作品なのだ。チラシか何かに「世界中の女性の涙を絞りつくした」などというキャッチフレ...

みじかくも美しく燃え

20年ぶりに「みじかくも美しく燃え」を観た。60年近く前の映画なのに映像は瑞々しく、主演のピア・デゲルマルクはとてもきれいである。リマスターのせいなのか、映像はきれい過ぎるくらいなのだけど若干ベタッとしたような平板な感じ...

穂積隆信を見直す

穂積隆信は「飛び出せ青春」で柳生博演ずる教頭先生役の腰巾着だったり、「俺たちの旅」でグズ六をいつもガミガミ怒鳴るがちょっと抜けている上司だったりする印象が強いのだが、意外とたくさんの映画に出ていて驚く。昔の映画を見たりす...