インフレは年金生活に厳しい

11月の検針分から下水道使用料が値上げになるそうだ。大体30立方メートルだと700円くらい、40立方メートルだと900円くらいの値上げとなる。しかも負担緩和のため2段階に値上げするそうで、今年度が1回目で、令和8年度以降にもまた2回目の値上げするとのこと。今回だけでも2割くらいの値上げなのに、3年後にもう1回値上げなのだ。

電気、ガスに続いて下水道使用料も値上げ。公共料金が次々に上がっていく。諸物価もインフレ目標の2%どころか、2割以上も上がるものも多い。少し前までのデフレがウソのようにインフレ時代になった。

これから年金生活となる我々には厳しい時代である。デフレのときは物や料金が安いからお金の使いでがあるが、インフレになると物や料金が高くなるのでお金の使いでが悪くなる。同じ金額のお金で買えるものが減るのである。

物価上昇とともに賃金も上がるのならお金の使いではあまり変わらないが、年金のようにほぼ固定された収入だと使いではどんどん減ってしまうのである。物価スライドもたいした額じゃない。デフレは年金生活に優しいが、インフレはとても厳しいのだ。

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