眠るジプシー女/アンリ・ルソー

アンリ・ルソーの「眠るジプシー女」という絵が好きで、かなり大きなポスターを持っている。絵のサイズに合わせたフレームに入っていて1万円くらいだったと思う。本物を見た後に欲しくなって購入したのだ。

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10年以上前に上野でMoMA(ニューヨーク近代美術館)展があり、そこで初めて本物を見た。絵自体は美術の教科書などで知っていたが、本物の迫力はまったくの別物だった。MoMA展は入場するのにも1時間程度並ぶほどの混雑ぶりで、絵の前も人々でざわざわしている。それにもかかわらず、絵を眺めはじめた私の耳には周囲の物音は入ってこない。静謐という言葉がピッタリな、深く静かな世界である。見ていると体が吸い込まれてしまいそう。

そしてその後に行った渋谷の東急ハンズで見つけて購入ということになった。今でも家の壁に掛けてあり、独特の雰囲気を醸しだしてくれている。MoMA展以降も色々な展覧会でルソーの絵を見る機会は多い。アンリ・ルソーは私の好きな画家の一人なのである。

2件のコメント

  1. ルソーの絵のなかでもエキゾチックで大胆な描き方ですよね。夜の月明かりが神秘的。今夜の満月手前の夜空も不思議です。

  2. 詩的なコメントありがとございます。満月って不吉に見えるときもありますね。狼男伝説のせい?

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