ジャンパー/ヘイデン・クリステンセン

アイデアはいい。こんな能力があってこんなことができたらいいなと思う。しかし映画としての出来はイマイチだ。実にもったいない。着想がいいだけに残念である。展開がかったるいのだ。
もっと何かこうなんとかできなかったのか。素材はいいのに調理を間違えたという感じなのだ。
ある日突然、瞬間移動の能力に目覚めた主人公が、この能力を存分に使って自由気ままな生活を楽しんでいたのだけれど、この能力を持つ者を危険視する秘密結社に命を狙われることになるのである。
話としては荒唐無稽な内容だけど、こんなことができたらというような夢はある。有名な観光地に好きなときにすぐ行けるし、銀行の金庫から好きなだけお金を取ってこられるし、実現したらさぞ痛快だろう。
しかしいかんせんテンポが悪い。脚本の詰めが甘いことを露呈してしまった作品と言える。
ヘイデン・クリステンセンはこういう役が似合うね。
2008年製作、ダグ・リーマン監督作品

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