クラシック音楽の中でもバロック音楽は好きなジャンルであるが、バロック以前、ルネサンス音楽といわれるジャンルも大好きである。その中でお気に入りの1枚が、パウル・ファン・ネーヴェル指揮、ウエルガス・アンサンブルの「ラス・ウエルガスの写本」。
透明で美しいハーモニー、穏やかで枯れた弦の音。何度聴いても聴き飽きない。もちろんiPodにも入れてあり、ヘビーローテーションとなっている。
ネーヴェル指揮、ウエルガス・アンサンブルの一連のCDはソニー・ミュージックのヴィヴァルテ・シリーズで出ていたのだけど、もうほとんど廃盤になってしまった。私は7枚持っているが、オークションで探したりして苦労して手に入れたのだ。世の中にあまり知られていないし、そんなに売れないのだろうから仕方ないけど、こういうものが消えて行ってしまうのは残念だしもったいないと思う。
期待をかけているのは、楽曲の販売がCDからダウンロードへ移行することだ。CDだとどうしてもある程度の数が見込めないと発売できないが、ダウンロードなら販売コストがあまりかからないから復活するかもしれない。
ハードディスクを使ったメモリによる再生装置も少しずつ出始めているし、クラシックのようにあまり数の出ない音楽は、ダウンロード販売に希望があると思っている。