ヒンヤリした手の感触はコロナ騒動の終焉(しゅうえん)を想わせる

先日の買い物。レジでおねえさんにお釣りをもらうときに、意外にも直接手渡しされる。もう片方の手を添えて。その添えられた手の柔らかくヒンヤリとした感触にドキリとする。思えばコロナの間ずっとプラスチックのトレーでお金のやり取りをしていた。お釣りを直接手渡しなんて久しぶりだ。

予期しない感触。女性は男性に比べて筋肉が少ないから体温も低くなることが多い。だから男性からすれば女性の手は冷たく感じがちなのだ。そんな知識は知っていても、思わぬ感触に理屈は追いつかない。

これが小説ならここから素敵なストーリーが展開されるはずだが、現実は商品をそそくさと袋に詰めて帰るだけだ。ヒンヤリした感触とともに、コロナ騒動も終焉を迎えつつあるのだなと思いながら。

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