NHK-Eテレの「フランケンシュタインの誘惑」がまた始まった。科学の歴史の闇の部分に焦点を当てた番組で、残酷だったり非人道的だったりする実験、研究などを、インタビュー、再現ドラマなども交えて物語的に展開するのだ。
昨年この番組に気付いて見始めたらすぐに終わってしまい残念に思っていたので、番組再開は大歓迎である。再放送を期待していたが、新たにまた始まるとは思わなかった。
こういうドキュメンタリーはNHKならではのものだ。また吉川晃司のナレーションがすごく良く、雰囲気を盛り上げる。
第一回目の内容は、日本で優生保護法の下、障害者などに強制的に不妊手術を受けさせていたことや、それに先立ちドイツでは４０万人もの人々に優生学の考えにより不妊手術を行ったこと、さらにはユダヤ人根絶のための大虐殺につながったことなどだった。
番組は毎週火曜日の午後１０時４５分からNHK-Eテレで。
