首相の若返りの効用

安部首相はまだ50代である。日本の歴代首相は60代以降が普通であって、50代というのはかなり若い。だからだろうか、革新を感じる。保守のイメージの自民党なのに、今までできなかった従来の殻を破ることに挑戦している気がする。

例えば憲法の見直しであり、集団的自衛権の可否である。また全国農業協同組合中央会の解体、消費税の値上げ、法人税の値下げであり、混合診療の拡大だ。環境の追い風もあるが、いずれも強力な反対勢力を抑えなければ実現できない事案である。

これは首相がまだ50代と比較的若いからできることのような気がする。それだけのエネルギーがまだあるからだ。これが60代、70代だと難しいだろう。ただでさえ過密スケジュールであるなかでいくつもの事案を、それも逆風のすごく強い事案を推し進めるのはエネルギーのいる仕事だ。

ただ挑戦するだけではだめで、結果として成し遂げなければならない。そこで初めて評価されるわけである。安部首相は数々の事案を見事成し遂げることができるであろうか。これらの事案は世界の注目も集めているだけに失敗はできない。

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