オバマ大統領の来日で

今日からオバマ大統領が来日する。国賓として2泊3日の滞在だ。と言っても夜に来て朝に出発だから、実質的には1日半くらいしかいない。無理やり国賓とした感のある、慌ただしい滞在なのだ。都内の警戒は厳重で、駅のコインロッカーが封鎖されたり、一部の自動販売機も使えなくなったりしている。

来日に先立ち読売新聞の書面インタビューで、オバマ大統領は尖閣諸島が日本の施政下にあり安全保障条約の適用下にあると明言した。これは日本が望んでいた発言であり、来日するにあたってお土産を持ってきた格好だ。

こうなると日本もオバマ大統領を手ぶらで返すわけにはいかない。TPPで焦点となっている牛肉・豚肉の関税で、日本が譲歩することになるのは間違いないだろう。オバマ大統領は任期中にTPPをまとめたいのだ。功績として残したいのである。だから関税問題で日本が譲歩してTPPを進展させることは、大統領にお土産を持たせることになる。

なんにしても、アジアの安定のため日本とアメリカが連携を深めるに越したことはない。今回のオバマ大統領のアジア歴訪が実り多いものとなることを望みたい。

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