書棚に残すのは最小限

以前は本を買って書棚にたくさん並べておくのが好きで、何千冊も持っていた。しかし今はどうしても持っていたいもの、もう1回読む可能性が高いと思うもの以外は、例え面白かったとしても処分することにしている。なので以前はいくつもあった書棚も、今はたった1つだ。

まず古典の有名作家の本は家に置いておく必要がない。読みたいと思ったらいつでも入手できるからだ。新刊だけでなく古本もたくさんある。ベストセラーも世の中にたくさん出回っているので、やはり入手性が高いからいらない。

残しておきたいのはあまり売れなかったであろう本、一般的でない本、趣味性の高い本など、後に手に入れようと思っても難しい本である。

こうやって選別していくと書棚に残るのは変な本ばかりで、読書の王道的な古典名作はなくなるし、一般的に知られるような題名の本も並ばなくなる。書棚を見るとその人の人となりがわかるような話もあるが、私の書棚をそういう視点で見られると非常にまずい。おかしな人物ということになってしまうかもしれない。

その辺のことを気にしなければ、場所はとらないし、引っ越しの時も重くて大変な思いをしなくていいので、非常に具合がいい。世の中に本はあふれているのだから、職業的に必要なのでなければ、何も自分のところに溜め込んでおく必要はないのだ。年齢的にも、これから先もう一度読む本は意外と少ないと思う。

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