薬のネット販売規制を首相は認めるのか

大衆薬のネット販売規制を安倍首相はどう判断するか。これは今後規制改革が本当に進むのかどうかを判断するいい材料になりそうだ。安倍首相が公言した通り規制緩和を進めるのなら、当然薬のネット販売に規制をかけることはしないはずだし、実店舗販売業者の既得権益を守ってネット販売を規制するのなら、その他の規制改革も行われるかどうか甚だ怪しい。

今回の薬事法改正案は、医療用から市販用に転用されたばかりの薬品は原則3年間ネット販売を認めない、というものだ。ハッキリ言ってネット販売だけを制限する合理的根拠はまったく無い。対面販売に比してネット販売に規制を設けないようにという、規制改革会議の提言も無視した厚労省の法案を安倍首相は認めるのかどうか。規制改革の本気度がここでわかるというものだ。

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