楽しかった学生時代

今もそれなりに楽しいけど、人生のどの時期が一番楽しかったかなと考えてみた。あれこれ思い浮かべると、やはり学生時代が一番だ。小学生のときはあまりに子供すぎるので置いといて、中学時代、高校時代、大学時代それぞれに楽しいことが沢山あった。
私が通った中学校は私立の学校で、自由な校風に加えとにかくイベントが多かった。春の遠足、夏の林間学校、秋のバス旅行に体育祭、冬のレコードコンサートなど季節ごとにイベントがあった。1クラス25人前後で1学年2クラスと、全校生徒が150人くらいだったので、遠足や林間学校などに行くときは全校あげて出かけるのだ。授業は1日7時間と多いのだけど、とても楽しい毎日だった。
高校は県立の男子校だったので雰囲気が中学とはガラリと変わり、最初はあまり馴染めず、専ら中学時代の友人たちとつるんでいたものだった。週末には勉強会と称し、みんなで友人の家を代わる代わる泊まり歩いたりしていた。そのうち麻雀を覚え、週末は別のグループで徹夜マージャンをすることも多くなり、勉強会とマージャンの両方から誘いがあるので週末は結構忙しいことになった。
大学時代は親元を離れ、文句なく楽しい時を過ごしたと言える。それなりに勉強はしなければならないが、何時まで遊んでいても、昼まで寝ていても怒られることもない。好きなように過ごしていられるのだ。朝まで本を読んでいても、友人達と語り合っていても、徹夜でマージャンしていても構わない。
体力もあったし、あんなふうにのほほんとしていられることはもう二度と無い、まさに人生の黄金の時代だったのだ。
だいたい友人と毎日のように顔を合わせるなんていうのは学生時代だけだ。今では年に数回がいいところ。徹夜なんかしたら翌日ボロボロだし。
当時はそのありがたみがわかっていなかった。それが当たり前だと思って過ごしていただけだ。
こういうことは後になって思い知るものなのだ。

2件のコメント

  1. 毎日、知らない事を知り、新しい事に驚き、それでもなお、妄想し、世界が自分だけの物だった頃。

  2. 大学時代は各地から集まってきた色々な人がいて面白かったですね。変わった人もいました。

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