宇宙人の侵略はあるか

宇宙のどこかに我々以外の生物が存在しているかもしれない。しかしその生物が地球にやってきて資源等を持ち去る、あるいは地球を侵略するということはまず無いだろう。なぜかというと、宇宙はとても広いので経済合理性が無いからだ。
太陽系に最も近い恒星まで4光年くらい離れている。その恒星の惑星に生物がいたとしても、そこから地球まで光の速さで4年以上かかるのだ。光の速さは秒速約30万km。地球から月まで2秒で行ける速さである。その速さを持ってしても4年かかる。現実的な速度で考えると、太陽系を脱出できる第三宇宙速度というもので7~8万年ということになる。お隣へ行くのでさえ7万年もかかるのだ。第三宇宙速度の10倍の速度を出せるとしても7千年。
こんなに時間がかかっては侵略もなにもない。地球の物資を奪い去るとしても往復14万年かかってしまう。侵略して住みつくのなら片道の7万年で済むけれど。
結局他の恒星系からはるばるやってきて何をするにしても、経済的に全く引き合わないし、現実的でもないのである。
だから宇宙人の侵略というようなことは、映画等の中だけの話なのだ。

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