芸術は無限に楽しい

因果なことに、芸術全般が好きである。音楽、絵画、映画、文学、その他諸々。楽しみは果てしない。圧倒的な蓄積に加え、新しいものもどんどん生まれてくる。だから時間がいくらあっても足りない。
ありがたいことに、音楽を聴く手段はどんどん増えてきて、しかも廉価・お手軽になっている。今や店に買いに行かなくてもCDは届けてもらえるし、音楽データをダウンロードで購入することもできる。you tubeなどで無料で聴くことも可能だ。
オーディオ装置で聴くばかりでなく、パソコンで聴いたりiPodなどのポータブル・プレーヤーで聴いたり、再生機器も多様になっている。特にポータブル・プレーヤーに数千~数万曲もストックできて、ワンタッチで聴くことが出来るようになったというのは驚異的な進歩だと思う。しかも音も悪くないのだ。
都内を中心として、いつもどこかで面白そうな企画展をやっている。見ようと思えばいつでも色々な絵を見ることができる。各地の美術館にはなかなかのコレクションが揃っているし、世界中から入れ代わり立ち代わり素晴らしい作品が日本を訪れる。
以前に比べて美術館が少し減ってしまったが、それでも絵画を楽しむ環境は整っている。
映画館の有り様は昔とずいぶん変わった。昔はスクリーンが1つの単館で2本立て、3本立てが普通だった。今は多数のスクリーンを持つシネコンが主流で、一回の料金で1本だけ見る。昔は映画館は街中にあるものだったが、現在地方ではシネコンは郊外にあり、自動車でアクセスするようになっている。ショッピングセンターと併設になってるのが普通で、映画だけでなく買い物、食事などもして長時間過ごす場所になっているのである。
しかし映画を観る手段として今や主流なのはDVDだろう。私自身、映画館に行く回数は昔に比べて激減した。わざわざ映画館まで出かけて見たいと思う作品がほとんど見当たらないせいかもしれないが。
本も安く手に入れることができるようになった。ブックオフなどの大手古書店が増えて、100円コーナーなどを設けているからだ。新刊の10分の1以下の値段で買えるのだから、つい何冊も買い込んでしまう。新刊で買ってもすぐ読まずにそのまま1~2年放っておいたりすることが往々にしてあるのだから、中古が出るまで待っても全然いいのだ。
死ぬまでかかっても全然時間が足りないほどの膨大な数の諸作品は、まさに宝の山なのである。楽しみは一生尽きない。

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