欧州の金融不安は大きい

このところ悪い経済指標が続いて、ダウは30年ぶりの9営業日連続下落は免れたものの、少し反発した翌日は500ドル安と暴落。おかげで昨日の日本も350円安となったが、昨夜発表されたアメリカの雇用統計がいい数字だったのと、イタリア国債をECB(欧州中央銀行)が購入するとのニュースなどで、なんとかダウは60ドル高で終えた。ナスダックは24ドル安。
60ドル高で終えたダウだが、一時は240ドルも下落して、乱高下の末になんとかかんとか上昇で終えたという状況である。
ここ10 営業日くらいでダウは1300ドルも下がっていて、雇用統計の数字いかんではさらなる下落が心配されていただけに注目の指標だったのだが、どうも市場では欧州の金融問題の方が関心が高いようだ。
ダウの一日の変化を見ると、雇用統計を受けていったん上がり、それが大幅下落に転じた後イタリア国債をECBが購入するというニュースで持ち直した、というような感じなのだ。
まだまだ欧州の金融不安は大きい。
さて月曜日の日経平均は持ち直すのだろうか。ちょっと微妙なところ。

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