アルフィー

「アルフィー」、これは拾い物だった。ジュード・ロウ主演の一風変わった恋愛映画と言えばいいのか?夜中の放映だったのでとりあえず録画しておいたのだが、見てみるとこれがめっぽう面白い。
画面はスタイリッシュ。色男かつ柔らかな雰囲気のアルフィー(ジュード・ロウ)の独白スタイルで話は進む。趣味は女、というか女漁りが生き甲斐な男の話。でも下品な雰囲気は少しもない。ジュード・ロウの持ち味で、あくまでクール。
何人もの女の子と掛け持ちでつき合って、流暢に生きているつもりのアルフィー。しかし1人離れ2人離れ、友にまで見放されて独りぼっちなってしまう。その時やっと人生の意味を考える。安らぎが欲しくなる。
所々、ジュード・ロウがカメラ目線で観客に向かって話しかけるスタイルなので、重くなりすぎない。軽妙にストーリーは進む。エンディングはちょっと唐突だけど、楽に見られる割にはほろ苦い味わいの佳作である。
バックに流れる曲、どこかで聞いた声だなと思ったら主題歌はミック・ジャガーなのだった。
2004製作。チャールズ・シャイア監督、ジュード・ロウ、マリサ・トメイ、スーザン・サランドン、シエナ・ミラー主演。

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