寿司の食べ方

テレビを見ていると芸能人が寿司を食べる場面をよく目にする。気になるのがしょう油をつける部位だ。若い人が多いのだけど、シャリにしょう油をつける人が結構いるのだ。これはいただけない。しょう油はネタにつけるのが、当たり前のおいしい食べ方なのだ。
刺身をおかずにご飯を食べるとき、普通は刺身にしょう油をつける。ご飯にしょう油をつけたりしないはずだ。寿司だって同じ。シャリにしょう油はつけないのだ。ネタにしょう油をつけて、そのまま逆さの状態で口に入れる。そうするとまずネタの味がして、それからごはんと混ざる。これがおいしい寿司の食べ方なのだ。
シャリにしょう油をつけるのは、寿司をわざわざまずくして食べていることになる。目の前でそれを見ている寿司屋の大将も、さぞかし情けないことだろう。せっかくおいしく食べてもらいたいと出した寿司を台無しにしてしまうのだから。