あと一歩足りない朝乃山

元大関の朝乃山は相撲協会の新型コロナウイスル対策ガイドライン違反により6場所出場停止となり、番付が大関から三段目まで落ちて、今は大関復活を目指しているところである。三段目から幕下、幕下から十両、十両から幕内へと番付を上げていかなければならないのだ。

しかしどうも肝心なところでいつも勝ち星が1つ足りない。幕下から十両に上がるときも、十両から幕内に上がるときも、あと1つ勝ち星が足りないために上がるのが一場所遅れた。

今回の九月場所の成績は9勝6敗で、もう1つ勝っていれば三役である小結にやっと返り咲くことができたのだが、また1つ足りなかった。小結が2人負け越したのだけど、西前頭二枚目の朝乃山より番付上位の力士が2人いるので前頭筆頭止まりになってしまうだろう。勝ち星と負け星の差が3つなので番付が3枚上がる権利は持っているのだけど、上が詰まっているので上がれないのである。

これで大関に返り咲くのがまた1場所遅くなった。3回遅くなったから半年遅れたということになる。実にもったいない。小結になって、そこから3場所33勝前後の勝ち星を積み上げれば大関昇進の可能性が高くなる。大関への起点となる番付は小結以上なのだ。

あと1勝していれば!

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