器の目止めをする

先月益子で買った白いそば猪口は、使う前に目止めが必要なので、もう一つ笠間焼のそば猪口と一緒におかゆで目止めをした。

素焼きのものや密度が低めのものは、最初に目止めをしておかないと汚れなどが染み込みやすく、シミになったりする。笠間焼のそば猪口は目止めをしなかったので、使っているうちに変な臭いがするようになり、ずっと放ってあったのだ。十分乾燥させて臭いもなくなったから、今回益子焼の器と一緒に目止めをしたのである。

目止めとは、でんぷん質が陶器の目を埋めることで汚れを染み込みにくくさせるもので、米のとぎ汁で行うとされているが、米のとぎ汁はでんぷん質が案外少なくて効果が薄いとのこと。なのでまずおかゆを作り、そこに水を加えて器をしばらく煮込むことにした。そしてそのまま一晩放置。翌日によく洗ってしっかり乾燥させる。これでやっと目止めが完了。

新しく買った白いそば猪口で焼酎のお湯割りを飲むといい感じだし、笠間焼のものも復活して使えるようになった。交互に使って毎日楽しんでいる。

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