新大学生が新大・学生に見える

新大学生は普通、新・大学生(しん・だいがくせい)と読むのだけど、どうも新大・学生(しんだい・がくせい)に見えてしまう。これは私が学生時代を過ごした新潟大学のせいで、地元では新潟大学のことを新大(しんだい)と言うのである。

信州大学も信大(しんだい)と言うそうで、信大の友人から紛らわしいから新大(にいだい)にしろと苦情が来たが、私にそう言われてもどうしようもない。確かに新潟なのだから(にいだい)と言えというのももっともな話で、友人の言うことにも一理ある。新潟なのになぜ新大(しんだい)なのだろう。そういえば、大学の近くの川も新川(しんかわ)だ。

新潟大学のキャンパスはかなり広く、新潟市内と大学を結ぶバスの、大学側の終点から3つは全て大学のバス停だ。終点から順に新大西門(しんだいにしもん)、新大中門(しんだいなかもん)、新大正門(しんだいせいもん)となる。バスのアナウンスもちゃんと「しんだい」と言うのである。

だから新大(しんだい)というのが頭に刷り込まれていて、「新大」という文字を見ると条件反射的に「しんだい」と思ってしまう。なので新大学生が、つい新大・学生のように見えてしまうのだ。「三つ子の魂百まで」じゃないけど、こういうのがいったん染み付くとなかなか抜けないのである。

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