祝日の移動は”怪我の功名”か?

今年の10月は祝日が無い。本来なら第2月曜日が「スポーツの日」なのだが、今年は東京五輪・パラリンピック特措法によって、7月に移された。なので10月は無し。

祝日を移動させたのは、オリンピックの開会式の観客やアスリートの移動が円滑にできるようにするためだった。しかし新型コロナのため、開会式は無観客で行われることになり、祝日を移動させた意味は無くなってしまった。

7月の緊急事態宣言中に無意味な連休ができただけで、緊急事態宣言の明けた10月の連休が無くなったのだ。まったく無駄な祝日の移動だった。

もっとも政府はこれが幸いしたと思っているかもしれない。緊急事態宣言が明けて、しかも気候の良い季節の連休となったら、人出が増えるに決まっている。人出が増えれば感染者の増加が懸念される。

祝日の移動は、オリンピックの開会式には役に立たなかったが、人出抑制には効果のある施策となるかもしれいのだ。意外にも”怪我の功名”となるかも。

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