いいのか悪いのか

いつも感じることなのだけど、株式市場がいい方に傾くといいニュースが続き、悪い方に傾くと悪いニュースが連発する。毎回判で押したようにそうなる。なぜなのだろう。

今回も株式市場は大幅下落している最中だが、注目の米ISM製造業景況指数が先月よりも低下した。これはかなり重要な指数であり、低下というのは非常に悪いニュースである。

ところが面白いことにダウは上昇した。ISM製造業景況指数が低下したことにより、縮小が早まると見られていたアメリカの金融緩和が、当面維持されるとの観測になったからなのだ。

例のごとく悪いニュースが出てきたのだけど、それによって金融緩和が維持されるという、株式市場にとっては恩恵が続くことが期待される状況になったのだ。

いいニュースだからといって株価が上昇するとは限らず、悪いニュースだからといって株価が下落するとは限らない。一筋縄ではいかないところであり、面白いところでもある。

本日は日経平均が271円上昇。やっと下げ止まったか。13000円の節目で反発した格好。

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