金価格急落!

金の価格が急落している。ほとんど暴落に近い。先週までは1オンス1600ドルくらいだったのが、今日はもう1300ドル台半ばまで下落している。

原因はどうやらドル高、株高であるようだ。金は通貨の信任が低くなると上がることになっているが、通貨そのものにはもともと価値は無く、通貨は発行する国の信用で成り立っているのである。だからその国の信用がなくなれば、その通貨は紙切れとなってしまう。なので信用不安が高まれば通貨は下落し、金の需要は高まって価格は上昇する。逆に通貨の価値が高まれば金は下落する。通貨の代表はドルであるから、ドル高傾向ならば金は下落することになるわけだ。

米経済の回復、日銀の大胆な金融緩和、応酬の債務問題など相まってドルは上昇しているし、今後もさらなる上昇が見込まれる。さらに株式市場の活況により、資金は金利の付かない金から株式に移動している模様である。

昨年までは2000ドル越えも囁かれた金相場であるが、どうやらそれはかなわなかったようだ。

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