株式市場は大きく振れた

今日は昨日とガラッと変わって、春らしい穏やかで暖かな一日だった。しかし株式市場は大荒れ。昨日のダウ下落と円高を受けていきなりの大幅下落で始まり、一時287円安の12075円まで下がった。その後12150円前後の安値水準で一進一退を繰り返していたが、1時40分過ぎに日銀の金融緩和強化のニュースが伝わると、そこから急上昇。終値は272円高の12634円を付けた。金融緩和の内容が市場の予想以上の強力なものだったのだ。

一日の高値と安値の差は実に559円と大きく振れて、今年一番の大波賞となった。また為替も午前中は92円80銭前後の水準だったものが、一気に95円40銭まで円安が進んだ。

それにしても日銀の金融緩和の威力恐るべしである。白川総裁のときはどうしても小出し感があったので、相場は一時的に上昇してもすぐに戻ってしまったが、黒田総裁は一気にドカーンと出してきた感じがする。また金利を目標とするのではなく、マネタリーベースで2倍を目標とするのも好感がもてる。

このところ株式市場も為替も停滞感が漂っていたが、この金融緩和でまた相場上昇、円安に弾みがつきそうだ。

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