猫が近寄ってきた

猫なんてものは普通こちらが近づくとパッと逃げてしまうものだが、先日裏通りを歩いていると白い猫がニャーニャー鳴きながら近づいてきた。

風が強くてひどく寒い日だった。腹でも空かせていたのだろうか。ずっと追いかけてきそうな雰囲気だったので、こちらが足早に逃げることになったのだ。何か食べるものでも持っていればよかったが、あいにくあげるようなものは無い。可哀想だけど、ついてこられても飼えるわけでもないし、退散する他はなかったのだ。

それにしても知らない猫が寄ってくるなんて珍しい。犬ならよくあることだが、猫というのは初めてである。異常に人懐っこい猫なのか、それとも死ぬほど腹が減っていたのか。その後同じ道を通っても見かけないから、ことの真相はよくわからないし、飼い猫なのか野良猫なのかもわからないけど、あの猫はその後どうなったのだろうか気になる。

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