先日知り合いがが5分くらいの遅刻で上司にガミガミ言われたと文句を言っていたが、これは了見違いも甚だしいというものだ。遅刻する本人は5分程度の遅刻で会社に向かっていると思っていても、会社で待っている上司には、始業時間にいない人がこの後に来るか来ないかなどわからない。来ないとしたらその日の作業計画を変更しなければならないかもしれない、作業人員の確保に動かなければならないかもしれないのだ。
社員が沢山いる大企業ならそうでもないのかもしれないが、タイトな人数で仕事をこなしている会社が今は多い。たった5分の遅刻と本人は思っていても、上司はその間色々考えなければならないのである。だから怒るのも当然だ。それだけの迷惑を掛けられているだから。
ガミガミ言われたと文句を言う知り合いにはそれがわからない。物の見方が主観的な人間なので、あまり客観的に考えられないのである。就業場所にもよるが、とにかく遅刻は大バツ。遅れた本人にはわずかな時間でも、待っている人間とっては何倍にも感じるし大迷惑なのだ。
