欧州の財政不安で連日の下落

欧州の財政不安でユーロが続落、ついに97円を割り込み11年ぶりのユーロ安となった。ユーロ安とは逆に言えば円高である。したがって輸出企業を中心に株価は連日大幅下落。昨日は100円近く、今日も100円強下げて日経平均は8440円。年初から3月までいい調子で上げた分が全部吹っ飛んだ。
欧州の財政問題はいつ目処がつくのだろう。もちろんすぐに解決するわけはないが、少なくとも悪化を食い止める道筋をつけてもらわないと。このまま底なし沼では市場もリスクオンにならず、株価は上がらない。
円高については政府も日銀もやる気が無いから、日本国内の理由による円安は望めない。日銀の白川総裁は金融緩和を行うと言っているが、マネタリーベースは逆に減っているのだ。これでは円安になるわけがない。ユーロやドルに強くなってもらうしかないのだ。
円高である限り、電機、自動車といった日本の主力産業の利益は伸びない。主力産業がふるわなければ、日本市場が賑わうことは難しいのである。

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