フランスの大統領選挙

今年はアメリカ、フランス、ロシアの大統領選挙、中国の主席交代など重要な首脳の選挙が多い。中でも一番の注目はフランスのサルコジ大統領が再選するかどうかだろう。
昨年はフランスとドイツが主導してなんとか欧州危機を回避させてきた。サルコジ大統領とメルケル首相が中心となっていたわけだ。しかし今回のフランス大統領選対立候補のオランド氏は反メルケルと聞く。もしオランド氏が大統領となった場合、今までのようにフランス、ドイツの協調関係が保たれるのか、大きな懸念があるのだ。
危機感を持ったメルケル首相はなんとパリに乗り込み、サルコジ大統領の応援演説を行った。大統領選に他の国の首脳が応援演説をするという珍事が出現したのである。一国の首脳が他の国にまで行って他の国の大統領選挙に口を出すなんて本当に驚く。それだけサルコジ大統領、メルケル首相の危機感が大きいということかもしれない。
1ヶ月後の5月16日に任期満了を迎えるフランス大統領選とその後の欧州情勢、果たしてどうなるだろうか。

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