一応なんとか落ち着いた?

EUの包括戦略合意により世界的に株価指数が上昇した。日経平均は昨日180円、今日は120円、イギリス、ドイツはそれぞれ150、300ポイント、ダウは340ドル上げた。
最悪のシナリオが回避されたとみて、投資家に安心感が広がったのだろう。アメリカで言うところの「魔の10月」を乗り越えた格好である。
日経平均も久しぶりに9000円台を回復した。とは言っても、ダウが12000ドル台であるのに比べて、日経平均の戻りの遅さはもどかしい限りなのであるが。あちらはドル安、こちらは円高という為替の状況があるから仕方が無い面もあるけど、それにしてももう少しなんとかならないのか。日銀の金融緩和も5兆円などとしみったれた額しか出さないから、為替は一向に改善しない。
ギリシャは結局50%デフォルトで決着した。欧州主要銀行の資本増強策も決まり、EUの金融危機は一応回避されたわけだ。しかしまたしばらくすると、スペイン、ポルトガル、イタリア辺りの財政危機が取り沙汰されるだろう。
EU健全化の道のりはまだまだ遠い。

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