武富士が会社更生法の適用を申請するらしい

武富士が会社更生法の適用を申請する方向であるとの報道で、消費者金融株は軒並み大幅下落した。独立系の武富士は以前から資金繰りが厳しいと見られていたが、この報道で銀行系のプロミス、アコムも巻き込まれて下落となった。
先日、過払い金返還請求のピークは過ぎたとの観測があり、消費者金融株は揃って大幅上昇したばかりなのだが、その上昇分が帳消しになった格好だ。
本日の東証一部値下がり率ランキングトップ3はアイフル、プロミス、アコムとなっている。三井住友銀行傘下のプロミス、三菱東京UFJ銀行傘下のアコムは、バックが大手都銀であるだけに資金的にはそれなりの安心感があるが、連想売りに押された模様。
武富士が会社更生法の適用を申請せざるを得なくなったのは、過払い金返還を弁護士があおったことも背景にあるのではないか。弁護士としては簡単に手数料収入が得られるものだから、盛んにコマーシャルも流して返還をしろしろ言っている。あれだけCMを流しても簡単に元が取れるくらい儲かるのだ。
過払い金返還ももっとゆっくりやれば全額戻ったかもしれないのに、弁護士事務所が手数料欲しさにあまりにもあおったために会社更生手続きということになり、請求者に全額戻らないことが濃厚な状況になってしまったような気がする。
一部の弁護士が過払い金返還に関して法外な手数料を取っていたという話や、戻ってきたお金がほとんど弁護士への手数料になってしまったという話も聞く。結局一番得をしたのは弁護士で、これから武富士に返還請求する人達は過払い金が全額戻らない上にさらに弁護士に上前をはねられるのだ。
過払い金返還請求なんてたいした手間じゃないのだから、親切ごかしたCMを流してばかりいないで手数料無料で取り組んだらいいだろう。

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