まぼろし

熟年夫婦が休暇を過ごしに海辺の別荘にやってくる。料理を作って食べたり、静かに会話したり。翌日浜辺に行き、妻が日光浴をしている間、夫はひと泳ぎしに行く。日光浴しながら寝てしまった妻が目覚めると、夫はいない。その辺を探しても見つからず、捜索願を出す。結局夫は戻らないのだが、妻には夫の幻影が見え、以前と変わらず一緒に暮らしているような錯覚にしばしば陥るのだ。
熱愛カップルというわけでもない、どこにでもいるような熟年夫婦。それが、いるのが当たり前と思っていた伴侶が急にいなくなり、心に破綻をきたし始めるのだ。
夫の失踪により、表面的には冷静でも思いがけないほどのダメージを受けている様子が痛々しい。もう亡くなった夫を探して心はさまよい続ける。現実から逃避して想像の世界に入っていくのだ。
ラストシーンが象徴的である。
2001年フランソワ・オゾン監督。シャーロット・ランプリング主演。

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2011に見た映画ベスト10

1.まぼろし
2.アルフィー
3.50回目のファースト・キス
4.ファイナル・カット
5.告白
6.アリス・イン・ワンダーランド
7.ゼロの焦点
8.レッド
9.コレクター
10. 男と女
昨年は不作だった。年間168本も見たのに二重丸のつく作品は1つも無し。丸ひとつの中からなんとかかんとかベストテンを作ったので、下位の方は何度も見た作品がが数合わせ的に入っていたりする。
ベストテンに入っているのはアメリカ映画が5本、フランス映画が2本、日本映画が2本、カナダ・ドイツの合作が1本というところだ。
不作の中でも、上位5本くらいはまあまあ納得のいく作品である。内容も良かった。2010年製作の作品が「告白」「アリス・イン・ワンダーランド」「レッド」と3本もあって、私のベストテンとしては新作が多いものになっている。
来年はもう少し質の良い作品を見たいところだが・・・。

大発会は104円の上昇

2011年の日経平均は結局17%の下落に終わった。大納会の引け値は8455円。年末ベースではリーマン・ショックの年より安く、29年振りだとか。
多くのアナリスト予想では10000円を超えているはずだったのだが。なんにしても、大震災と欧州の債務危機が痛かった。
今年の予想は、年半ばまでは上がるのじゃないかというのが多く、後半は思わしくないらしい。しかしアナリストの予想は外れる、ということを考えると、前半は忍耐で案外後半に期待が持てることになるのかもしれない。
まあ今年の株価の行方がどうなるにしても、欧州債務危機はまだ終わったわけではないから、いつでも脱出できる体制で投資を行う必要がありそうだ。
十二支の中で最も株価上昇率が高いと言われる辰年の2012年初日、大発会の日経平均は104円の上昇。

セーターがたった990円!

暮れにユニクロでクルーネックのセーターがセールで安かったので購入。たった990円である。セーターがこんなに安くて大丈夫なのか?いつも飲んでいるバーボン「フォア・ローゼズ」の値段(999円)とほぼ変わらない。セーター1枚とバーボン1本が同じ値段というのも変な感じだが、どちらも1000円以下というのもどうなんだろう?
セーターもバーボンも学生時代の方がずっと高かった。1万円程度のセーターをセールまで待って5~7千円で買っていたことを覚えている。バーボンだって今の3倍くらいした。
セーターは中国製、バーボンは輸入物だから、円高の恩恵はあるのだろう。しかし、それにしても安すぎる。大手の液晶テレビも32インチが3万円を割ってきているし、買う分にはいいけれど、いつまでもこんなことでは日本経済がどんどん縮小していくような気がする。
はたして今年の景気には期待できるのだろうか。

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お屠蘇は「菊水の辛口」

あけましておめでとうございます。
今年のお屠蘇は新潟の「菊水の辛口」。去年は同じ新潟の「純米 吉乃川」だった。学生時代を新潟で過ごしたので、日本酒は新潟贔屓なのだ。

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昨日は正月気分でのんびりテレビを見ていたら、いきなり震度4の大揺れで驚いた。元日早々勘弁してほしい。
昨年は波乱の一年だったが、今年は龍が天に登るごとく景気、経済が上昇しますように。

お疲れ様でした

「金融市場、波乱の一年 大納会は29年ぶり安値」朝日新聞の見出しだが、今年の株式市場はまさにこの通り。
大地震とそれに伴う津波、原発崩壊、アメリカの国債格下げ、欧州債務危機、と次々に大きな問題が発生してあっという間の一年だった。
来年は少し明るい兆しが見えることを期待して新年を迎えたいと思う。
皆様も今年一年お疲れ様でした。

ウェンディーズが再開するも高級路線に

27日にウェンディーズが表参道にオープンした。日本から撤退して2年ぶりの再上陸である。開店前にはウェンディーズ・ファンによる200人もの行列ができた模様。やっぱりウェンディーズはおいしいから、なくなってしまって残念に思っている人達が沢山いたのだ。
しかしメニューを見るとかなり高い。プレミアム・メニューは別として、レギュラー・メニューのウェンディーズ・バーガーが480円もする。チキンフィレも450円。ケンタッキー・フライド・チキンのチキン・フィレ・サンド380円を上回る。再開したのはうれしいが、これ程高くなってしまうとは思わなかった。
デフレ・ジャパンでこの価格はどうだろう?5年で100店舗を目指すと言っているが、かなり難しいような気がする。この価格でも都内ではそこそこ売れるかもしれないが、地方はきびしいと思う。ハンバーガー1つ480円では気軽に入れない。
小山市にも撤退前はイオン内に1店舗あったので、再上陸のニュースを聞いて、いずれここにもまたできるかもと思っていたが、この価格では再開するかどうかかなり怪しい。集客が望めないだろうと思われるからだ。
またもしできたとしても、ちょくちょく行くというわけにはいかないだろう。
ウェンディーズの予想外の高級路線。果たして結果はいかに。

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危険な強風

昨日、強風の中を買い物に出かけて歩いていたら、バリバリっと音がして目の前を破れたトタンが飛んでいった。驚いて立ち止まり音のした方を見ると、自転車その他を置くような小屋の屋根がはがれているようである。こんなものが直撃したらケガでもするところだった。危ない危ない。
数日前から毎日風が強い。日差しがあって家の中にいるとそこそこ暖かいけど、外に出ると風のせいで体感温度が下がりかなり寒くなる。北関東名物のからっ風だ。
今朝の小山の気温はー6℃。暖冬だ暖冬だと思っていたのに、いつの間にかちゃんと冬になっているのだ。

明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー

「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」を毎年見ている。夜中の番組なので、録画して見るのは後日なのだけど。
一般人、芸能人がハガキ、FAXなどで応募して、その電話番号に明石家さんまが電話して不幸話を聞くという生番組である。アシスタントは元フジテレビの八木アナ。クリスマスなのに不幸であると認定されるとプレゼントがもらえる。ただ不幸話といっても、番組が求めているのは笑える不幸話であるようだ。毎年、かなり突拍子も無い話が聞けてなかなか面白い。
気がつくともう20年くらい続いている長寿番組なのだ。当初20代だった八木さんも40代後半となった。フリーになってアメリカで暮らしていた頃は、この時期になると日本にやってきていたが、現在は帰国してBSフジのニュースキャスターなどをしているらしい。
プレゼントの目玉は日産リーフ。その他、海外旅行、高級時計など。合格となった人がパネルの数字を選んでプレゼントを当てるのだが、しょうもない話の人が結構いい賞品をもらったりすることが多い。なおパネルには「ハズレ」が1つだけあり、それを引き当てると何ももらえない。
かなり人気がありそうな番組なので、もう10年くらい続くかもしれない。

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本格的に冬になった

寒波の到来で寒さが続き、ついに底冷えがするようになってきた。先週くらいまでは暖房を入れると、設定温度を低くしていてもすぐに20℃を越えてしまったが、一昨日あたりからは設定温度を上げないと越えなくなってきた。建物自体が冷えてきたと思われる。やっと本格的に冬になったって感じ。