習近平を国賓待遇だなんて、と思ったが

今年、中国の習近平が来日することになっていて、それを国賓待遇で迎えるということになっている。なぜそんなことをするのか。なぜ習近平のようなファシストが国賓待遇なのか。いくら外交、経済のためとはいえ、日本政府は良識を失ったのだろうか。

新疆ウイグル自治区やチベット自治区での人権弾圧はとてもひどい。まるでナチスと同じである。中国人自身に対しても思想統制を行っていて、中国共産党の方針と異なる意見を発しようものなら、すぐに監獄行きだ。また図書館の書籍も、中国共産党の意に沿わないものは燃やされてしまう。まるで中世のようだ。南シナ海や東シナ海でもやりたい放題である。

習近平率いる中国共産党という全体主義者たちは、およそ自由主義社会とは相容れないものなのだ。そんな独裁者を国賓待遇で招くなどどうかしている。目先の利益のために自由や正義を捨てるのか。少しは日本政府も良心を思い出した方がいい。

と、上記のように考えていたのだが、調べてみると国賓・公賓は毎年たくさんいる。小さな国、よく知らないような国の元首・首相なども全て国賓・公賓だ。これで中国元首を国賓にしなかったら、まあ向こうも納得しないだろうし、日本側もあえて中国を貶めることになってしまう。

国賓というのはもっと特別なものだと思っていたが、国王、大統領、首相など国家元首はみんな国賓とすることになっているのだ。年に何十人もいたりするのだった。特別なものではなかったのである。メディアがわざわざ”国賓待遇で”迎えるなんて言うから特別待遇なのかと思ったら、ごく普通のことだったのである。

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