灯油は保管場所を選ぶのだ

うちの家族は気が狂っていて、明日から4月だというのに灯油を2缶買ってきた。まだ当分ファンヒーターを使うのだそうだ。毎年そう言って灯油を買ってくるのだが、すぐに使わなくなる。当たり前だ。4月にもなれば暖かくなるから必要ないのだ。ヒーターなんか点けたら暑いくらいだから、使わくなて当たり前なのだ。そうして灯油を余らせ、保管する場所に困る。


冬の間灯油を保管している物置は、夏は直射日光が当たって中は非常に暑くなる。風通しも悪い。灯油などは風通しのよい日陰に保管するのが当たり前で、暑くて風通しの悪い場所に保管するのは危険なのだ。

灯油のポリタンクは完全密閉ではないので、気温が高くなれば少しずつ蒸発する。灯油は液体の状態だと発火の危険はそう高くないが、気体になると話は別だ。段違いに発火しやすくなるのである。その危険な気体が、風通しが悪いと拡散しないで溜まる。そしてそんな物置のそばでタバコを吸ったりしているのである。

そう言ってたしなめるのだが、耳を貸そうとしない。毎年同じことを繰り返す。学習能力がない。ハッキリ言ってバカだ。バカに道理を説明しても始まらない。

今年の夏も、物置が燃え出さないよう祈るばかりになりそうである。

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