男子体操個人総合で内村が金メダル!

内村航平がついに体操個人総合で金メダルを取った。28年振りの快挙だそうだ。そういえばアテネで最後に富田が鉄棒を決めて、団体の金メダルを取ったときも28年振りだった。
個人総合は跳馬、あん馬、床、鉄棒、平行棒、つり輪の6種目の合計点を競うわけだが、見ている方はいつミスするかとずっとハラハラする羽目になる。とても心臓に悪い競技である。
内村はすべての種目で15点以上の得点を上げ、非常に安定していた。最初のあん馬ではあわやという場面もあって非常にドキドキしたが、演技が終わってみれば高得点。初めに不安な気配のあるあん馬を無難にこなしたのが大きかったのではないかと思う。
予選でも団体でも、この個人総合でもあん馬で失敗する選手がたくさんいたのだ。田中も内村についで2位につけていたが、このあん馬で落下。順位を大きく落としてしまった。
昔はあん馬で落下する場面なんてあまり見なかったような気がするが、演技のレベルが上ったせいなのだろうか。難しいことばかりしなければならないので、落下の危険が増しているのかもしれない。
金メダルを取った内村選手は、喜び爆発というよりクールで落ち着いていた感じだった。周りの期待も大きかったので、ほっとしたというところかもしれない。
終わってみれば金メダルも当然と思えるが、演技の最中は見ている方もハラハラし通しだ。こちらもほっとした。
中国の選手が個人総合には登場しないのでなんでだろうと思っていたが、中国は団体と種目別に狙いを絞っているようだ。そういえば団体でも内村のように全種目にエントリーする選手はいなかった。個人総合は最初から捨てているらしい。

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