宇宙人ポール

ひょうきんな宇宙人という素材はとてもいいのに、ストーリーの展開がどうも冴えない。脚本の出来が悪いのか演出が悪いのか。ちょっとイマイチな作品になってしまっている。
地球に不時着してから50年間監禁されていた宇宙人のポールは、故郷に帰るために脱走。追手に追跡されるも宇宙人オタクに二人組に助けられ、道中いろいろと騒動を起こしながら仲間とのコンタクト地点を目指す。果たして無事に帰ることができるのか・・・。
宇宙人ポールの表情やセリフはなかなかいい。結構笑える。しかしポールを取り巻く面々があまり面白くない。ジョークもなんだかピンと来ないし。まあアメリカン・ジョークが日本では空回りするのは、今に始まったことではないが。
FBIみたいなのや変なお父さんなどの追跡者もあっさりしていて、もう少ししつこさがあってもいいのではないかと思う。珍道中も、もっと派手さが欲しい。
それでも素材の良さで一応楽しめる映画にはなっている。ビール片手に適当に見るのがよろしいだろう。
2010年製作、グレッグ・モットーラ監督。

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2件のコメント

  1. 過去のSF映画へのオマージュ、パロディも中途半端。
    結局それらの映画を超えることが出来なかった。
    それぞれのキャラクターに入り込んだ演出もないせいか、食い足りない感じで終わってしまいました。
    設定はおもしろいので、期待した分、残念でした。
    よかったのはポールという名前の由来くらいかな。

  2. もったいない作品ですよね。やりようによってはもっと面白くなったはずなのに。素材を生かしきれてないですね。

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