今度はイタリア!?

ギリシャがやっと一息ついたと思ったら、今度はイタリアかい!
昨日イタリアの10年物国債の金利が7%を越え、信用不安が高まってヨーロッパ、アメリカの市場が大幅下落、その流れでアジアの市場も大幅下落し、日経平均は250円余り下げて8500円となった。
なんでも、金利が7%というのは危険水域なのだそうで、それを越えてきたから一気に不安が高まったというわけだ。
ギリシャ問題が落ち着いて、やっと少し株価も戻り始めたばかりなのに。
しかし今回のイタリア国債の金利上昇、市場の混乱は過剰反応であるとの指摘もある。イタリアのプライマリーバランスは黒字であり、対GDP財政赤字比率も120%程度、さらに国債の大半がイタリアの金融機関によって保有されているから、デフォルトに陥る可能性は極めて小さいということなのだ。
確かにこれらの条件を考えると、イタリア国債の金利上昇は行き過ぎだと思われる。IMFの監視下に置かれる、首相が辞任、などネガティブなトピックが重なったこともあって、一時的に投資家の不安が高まっただけなのかもしれない。
そうであれば、早く落ち着きを取り戻して正常な市場に向かって欲しい。ヨーロッパがいつまでもガタガタしていては、世界経済の安定は望めないのだから。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。