中国の鉄道事故調査報告はかなり怪しい

中国の鉄道事故の原因は、カミナリで信号機が故障して青になったためと当局から発表されている。青だから前方に停車している車両があるにもかかわらず、その区間に進入して追突したというわけである。
しかし鉄道にはフェイルセーフという考え方があって、信号機が故障した場合には赤になるのが普通である。ブレーキなども、動力が切れると自動的にブレーキがかかった状態になる。走行するときには油圧でブレーキを解除して、動力が切れると自然にブレーキがかかるのだ。
自動車でブレーキをかける動作と逆をイメージすればわかりやすい。ブレーキペダルを踏むとブレーキが解除されて、離すとブレーキがかかるような仕組みなのである。走行中はブレーキペダルを踏み続けていなければならず、なんらかの障害でペダルを踏むことが出来なくなるとブレーキがかかり止まるというわけだ。
中国の高速鉄道だって日本やヨーロッパの技術をベースにしているわけだから、当然フェイルセーフの仕組みがとられているはずである。
中国の事故調査報告は真実を語っていないのでは?

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