マイナスの成長率はOECDの誤解?

OECDによる日本の2011年のGDP成長率見通しがマイナス0.9%となった。昨年発表した1.7%という見通しから大幅に下げている。
引き下げた理由は、東日本大震災によるサプライチェーンの寸断、電力供給不足、消費者マインドの悪化、福島第1原子力発電所事故などである。
なるほどこれらの理由を見ると納得しないでもない。しかしサプライチェーンは復活しつつあり、トヨタなどは生産計画の前倒しをしている程だ。また電力不足も、全国的な節電機運の高まり、工場稼働日の調整などにより足りる見通しとなっている。あとは消費を刺激するだけだ。案外と成長率はマイナスにならないのではないか。
おそらくOECDは日本人の国民性をよくわかっていないのだ。復興となればそれに邁進するし、節電となれば国民をあげて節電する。一方向にダーっと行きがちなのである。だからうまく誘導すれば回復も早いと思う。
要は政府のリーダーシップ次第なのだけど。

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