江川の投球がもう一度見たい

プロ野球に対する興味は、江川の引退と共に終わった。
全盛時の江川の投球は凄かった。全然打たれる気がしないし、実際全然打たれない。1ー0とかで完封する試合が多く、8時過ぎ頃にテレビをつけてもすでに終わってたりするのだ。
あの高めのストレートには空振りするしかなかったのである。ほれぼれするほど伸びのあるストレートだったのだ。
江川の球種はストレートとカーブだけ。たったこれだけで投手五冠王(最優秀防御率、最多勝利、最多奪三振、最高勝率、最多完封勝利)を獲っている。歴代投手で投手五冠を達成したのは、沢村、スタルヒン、藤本、杉下、杉浦、江川、斉藤和巳の7人だけで、江川はたった2つの球種だけでこの7人の中に入っているのだ。
試合を見るときは大概ひいきのチームの攻撃を見たいものだが、江川登板のときは守備を中心に見たい。江川がストレートで三振を取るのを見たいのだ。
甲子園では残念ながら打線の弱いチームだったので優勝はできなかったが、地元の人に聞いたところ、高校時代はノーヒット・ノーラン、パーフェクトなどザラだったそうだ。
江川よりスピードのある選手は沢山いるし、切れのある変化球を持っていたり、投球術の優れた選手もいる。でもどうしても見たいと思わせる球の魅力においては、私にとって江川がピカイチなのである。

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2件のコメント

  1. そういえば江川の顔を見る事もなくなったなあ。
    TVにコメンテーターとして出ていても、あの顔を見るとなんか安心して見れた。

  2. 選手時代からひょうきんな人でしたけど、ニュースやバラエティーであんなに活躍するとは思いませんでした。
    監督やコーチになって難しい顔をしているより良かったのかもしれませんね。

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