座椅子に座ってiPhoneとヘッドホンで音楽を聴くときにiPhoneをどこかに置かなくてはならないが、いい置き場所が意外と無い。いつも使っている小型のテーブルでもいいが、飲んでいるときは皿やグラスなどで空きがあまりないし、汁などがiPhoneに付くのも嫌である。踏む危険があるので床にも置くことはできない。実際買ったばかりのiPhoneを床に置いて踏み、画面が割れて修理する羽目になった友人もいる。
というわけでなんらかの台が必要なのだが、なかなかこれだというものがないのである。しばらくタッパーの上に置いていたのだけど、どうも音質にいい影響があるとは思えないので色々試してみた。数冊の本の上、太ももの上、手持ち、など。しかしどれもイマイチである。
あれこれやっているうちにふとiPhoneをタッパーに立てかけてみたら、これがなかなかいい感じなのだ。背面が物にベタッっとつかない方がいいらしい。ベタ置きするとなんとなく抜けが悪くなるのだ。まあこれらはかなり微妙な差であり、音質に興味がない人には区別のつかないようなことであるのだが。「何が違うのか。全部同じじゃん」と言われるレベルの話である。
最終的に行き着いたのは、本を３冊ほど重ねてその上に小さな黒檀インシュレーターを３個くっつけて並べて、その上にiPhoneを乗せるという方法。iPhoneの四隅にインシュレーターを配置するとなぜか抜けが悪くなるので、インシュレーター３個でiPhoneの中央を支えるようにするのがいい。もう少し大きなインシュレーターなら１つで済みそうだが、今うちにあるのはこのサイズだけなのである。
