今のうちに色々処分しておく

今はガンも告示するようだけど、20年くらい前は知らせなかった。母が胃ガンになったときも建前は胃潰瘍ということになっていた。母は最初1人で医者にかかっていたのだが、マヌケな医者が私も一緒に病院に来させ、いくばくかの話をした後に母に外で待つように言って診察室から出し、ガンであると私に言った。母にはバレバレである、こんなシチュエーションでは。そういうことが想像できないのかなと本当にあきれたが、その後も建前は胃潰瘍ということで通した。

ガンに限らず死に至る病にもし自分がなったときは、ちゃんと教えてもらわないと困る。ネットの銀行や株式の口座を家族に教えないといけないし、亡くなった友人から譲り受けた高級なオーディオを、もう1人のオーディオ仲間の友人に託さないといけない。だいぶ処分したけど、まだ数百枚あるCDもあげたり売ったりしないといけない。たくさんある本もガラクタも、家族が困らないように処分して身辺整理をきちんとしなければならない。各方面への義理も果たさないといけない。

でも、体の調子が悪くなってからいちどきにこれらをやるのは大変だ。だから今からなるべく物を増やさないように気をつけている。油断していると、どんどん物は増えていくから気が抜けないのだ。つい最近だって座椅子を買ったり、故障したからしょうがないけどプリンタを買ったりしている。

大量の本やCDなどは少しづつ処分しているし、服もずっと着ないものは捨てる。処分するほど部屋も広くなって一石二鳥だ。人生の折り返し地点を過ぎたら、身軽になることを心掛けた方がいい。

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