きみがぼくを見つけた日

自分の意志にかかわらずいつタイムジャンプしてしまうかわからないヘンリー(エリック・バナ)とクレア(レイチェル・マクアダムス)のラヴ・ストーリー。タイムトラベル物にはつきものの細かい矛盾には目をつぶるのが、この手の話を楽しむコツだ。

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最初はちょっとだるいのだけど、30分過ぎたくらいからだんだん面白くなってくる。こういう話は嫌いではない。SFチックな割には穏やかな映画である。お気に入りのレイチェル・マクアダムスが出ているだけでポイントが高い。

面白いのは題名で、邦題は「きみがぼくを見つけた日」で、原題は「time traveler’s wife」。片や詩情、片や直截。情緒的な日本人のつける題名と合理的なアメリカ人のつける題名がなんとも対照的である。アメリカ人が邦題を見ると、何のことかわからないじゃないかと思いそうだし、日本人が原題を見ると、身も蓋もないと感じる気がする。

2009年製作、ロベルト・シュヴェンケ監督作品。

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