緊迫の女子バレー、キューバ戦

プハァ~、と思わず張り詰めていた息が漏れる。フルセットの、さらにジュースにまでもつれ込んだ激戦をやっと制したのだ。
ロンドン・オリンピック最終予選、このキューバ戦をとれば予選突破まであと一歩という大事な試合。逆にキューバはこの試合を落とせばもうオリンピックには出られない。
試合は第1セットから白熱、手に汗握る劇的な展開だった。23対17と大量リードされ、このセットは落としたなと思ったことろから、木村沙織のサーブが次々決まり、ミラクルの8連続ポイントで逆転してセットを取る。続く第2セットはキューバ、第3セットは日本、第4セットはまたキューバと互いに一歩も引かぬデッドヒート。途中試合の流れはかなりキューバに傾きかけたのだが、迫田のバックアタックで日本は息を吹き返した。
そして運命の最終セットを迎える。第5セットは15ポイント制と短いのでミスは許されない。逆転また逆転でとうとう14対14のジュースとなり、3回目のマッチポイントをついにものにして日本は勝利を掴んだのだ。
試合が終わったらもう手のひらは汗でベトベト。本当に緊迫した試合だった。選手も疲れただろうが、見ているこっちも非常に疲れた。できれば次の試合はもっと気楽に見させてもらいたいものだ。がんばれ日本!

画像

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。