薬指の標本

例によって、話の筋があるのかないのかわからないようなフランス映画。
大まかなストーリーとしては、飲料工場で指先に怪我をしてしまったイリス(オルガ・キュリレンコ)が新たな仕事を探して海辺の町へ来て、標本作製所の事務員という職を得る。標本にするのは依頼者の想いの詰まった品々だ。ある日、所長から赤い靴をプレゼントされ、毎日履いてくれと頼まれる。言われた通り、赤い靴を履き続けるイリスだったが・・・・。
オルガ・キュリレンコがとてもいい。かわいいし表情がいいのだ。この静かで不思議な感覚の映画にピッタリ合っている。彼女はウクライナ出身のスーパーモデルであり、この作品が彼女の映画デビュー。

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ふわっとした展開に、フランス映画っぽいなあと思いながら見ていたが、原作はなんと日本の小川洋子さんだった。「博士の愛した数式」の原作者である。
2004年製作、ディアーヌ・ベルトラン監督。

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