最近、中国やロシアによる領海、領空侵犯が続いている。なぜこういったことが起きるのか。それは端的に言ってなめられているからだと思う。首相が次々に代わり政権が常にゴタゴタしているから、しっかりした外交ができない状態であると見透かされているのだ。日本は一刻も早く確かな政府を作り上げて、諸外国にアピールすることが必要であろう。
それとともに、日本もそろそろ核保有について検討してもいいかもしれない。何しろ中国、ロシア、北朝鮮という核保有国が近隣に揃っているのだ。軍事バランスを考えても持っているべきものだ。別に使う必要はない。持っているだけでいいのだ。
今までは、核開発を行うと原子力発電の核燃料が外国から供給されなくなるというネックがあった。しかしこれからはどうせ原子力発電は徐々に止めていく方向なのだ。核燃料なんて供給されなくてもかまわない。
面白いことに、将来日本が核を保有しないと思っているのは、世界の中で日本人だけなのである。日本以外の国はすべて、日本が将来核を保有すると思っている。それだけの技術も経済力もあるし、まだ先進国とは言えない中国、インド、パキスタンなどでさえ持っているくらいなのだから、日本がいずれ持つと考えるのは当然だ。
日本が核保有を打ち出すと、当然アジア諸国から非難の声が上がるだろうけど、なにそんなものはすぐに消える。もともと持つだろうと思われているのだから、非難はすぐあきらめに変わるし、最近の中国の傍若無人ぶりに困っているベトナム等の中国近接国にとっては、軍事バランスの均衡がいい結果をもたらすかもしれない。
核爆弾というものは、それを持っていない国に対しては使うことができるが、持っている国に対しては使えない。報復で同じものが飛んで来るからだ。現在日本は持っていないから落とされる危険があるが、核を持てば落とされることはなくなる。
本当にもうそろそろ現実問題として考えてみてもいいと思う。どうせ持つだけで、使えるわけではないのだから。
