ギリシャは財政破綻するのか?

ギリシャは財政破綻してしまうのか。そして債務不履行(デフォルト)となるのか。ギリシャの2年物国債の利回りがついに70%を越えてしまった。日本の10年物国債の利回りは1%くらいである。最近危ないと言われているイタリアの10年物国債でも5.5%くらい。ギリシャの国債は昔のサラ金をもしのぐ高利率なのだ。
そしてギリシャが債務不履行となった場合、欧州の金融システムは大丈夫なのだろうか。
以下は日経、ロイターの記事から。
ドイツのレスラー副首相兼経済技術相がギリシャの秩序ある破綻をもはやタブー視すべきではないと発言したことをめぐり、メルケル首相のザイベルト報道官は12日、首相は経済技術相の見解を強く支持していると述べた。
欧州委員会のアルタファ報道官は12日、定例記者会見で、同委員会はギリシャのデフォルト(債務不履行)シナリオについての作業は行っていないと述べた。
欧州委はそうしたシナリオについて検討しているかとの質問に、同報道官は「していない」と答えた。
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ仏中銀総裁は12日、フランスの銀行について、流動性やソルベンシーの問題はなく、ギリシャ危機に耐えられるとの認識を示した。
総裁は声明で「ギリシャがどのようなシナリオになり、どのような措置が必要になっても、フランスの銀行にはそれに立ち向かう手段がある」と指摘。
フランスのバロワン経済・財政・産業相は12日、国内銀行は危機的状況にないと言明し、ギリシャで起きる可能性のある危機に耐えられるほど十分しっかりしているとの認識を示した。
同相は会見で「ギリシャをめぐるいかなるシナリオにも、また、いかなる引当金が必要であっても、フランスの銀行は対応する手段を有している」と述べ、銀行は危機的状況にはないとの見方を示した。

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